補修・オーダータイル専門のサテライトサイト

  補修・改修タイル リボーンタイル 


     リコートタイルに特化した(株)ティーコア
 


補修タイル、改修用タイル

セミオーダータイル

釉薬・タイルの色づくり アクアナノコート 加藤化学工業所

























■タイルが破損してしまったが、同じタイルがない・・・

補修タイル、改修用タイルをおつくりします。

タイルの釉薬・色を熟知したプロがつくる復元タイルです。


■市販のタイルでは少し物足りない・・・

新規のセミオーダータイルの製造販売も致しますので是非ご相談ください。



⇒施釉タイルの釉薬の色のことは、釉薬メーカーの当社にご相談ください。
当社(+他釉薬メーカー)が色を合わせ復元した、補修タイル、改修用タイル・セミオーダータイルを販売致します。




■当社は色差データ・glossデータ+更に職人の勘で調色を行う釉薬

メーカーですので、正確で、はやい色合わせをモットーにしています。

サンプル提出と生産用釉薬の調整のリードタイムを短縮することにより、他社より1〜2週間ほど納期を短縮できるケースもございます。



1ピース、1シートからでも対応いたします。

(試作テスト回数が多めに必要な場合や特殊な釉薬・30シート以下のご注文の場合など、提出サンプルが有料になる場合がございます)














対応できる地域やタイルの色やテクスチャーに制限がございますが、ハツリ作業なしでのサンプル製作もできます。







加藤化学(リボーンタイル)のその他の補修用・改修用タイル、オーダータイルの調色事例の動画はこちら


(お問い合わせは)メールまたはファックス、または直接お電話で

■有限会社加藤化学工業所
■〒507−0901 岐阜県多治見市笠原町991−13
■連絡先:0572−43−3662
■ファックス:0572−43−3977
■メール:kato-kagaku$tulip.ocn.ne.jp ($を@に変えてください)


当社のカタログ・資料等はイプロスでダウンロードできます。





より既存タイルに近いものを復元するために・・・

当社は普段、補修、改修用タイルの釉薬をタイル製造メーカーさんに依頼されてつくっています。
色を合わせ続けているという経験上、釉面を見てどこの釉薬メーカーさん(同業者)がつくった釉薬で、どこの釉薬メーカーさん(同業者)が得意で、どこのタイルメーカーさんでつくられたタイルなのかが、わかってしまうことも多々あります。

当社では、この”商社⇒タイルメーカー⇒釉薬メーカー”という流れを逆に”釉薬メーカー⇒タイルメーカー”にすることで、釉薬の詳細なご説明を直接することもでき、その復元するタイルをつくるにあたって、その釉薬が得意な釉薬メーカー、型や製造ラインの最も適したタイルメーカーを極力選出して依頼することが可能になります。
45二丁平面や45角平面などの標準的な形状でしたら、納期の短いタイルメーカーを選出して依頼することも可能になります。

補修タイルを販売している業者はたくさんありますが、ほぼ100%がタイルメーカー、釉薬メーカーへの委託です。
自社に釉薬の色や質感を合わせる知識や技術や根拠を持っているのは釉薬メーカーです。当社と各釉薬メーカーの調色の出来る職人さん(その中でも有能な釉薬のエキスパート)と連携し、対応いたします。
補修タイルの色をあわせているのは、ほとんどがタイルの製造工場ではなく、商社でもなく、私ども釉薬メーカーなのです。





1人の職人さんで月に数十色、日々、釉薬の色あわせをしています。
どの画像も上が既存タイルで下が試作品です。プレーン、擬石入り





<納材までの流れ>

・お見積り
@必要数量と形状、サイズのわかる(できれば)画像をメール等でお送りください。
再現、生産可能かどうかをまず判断いたします。

A既存のタイルを1色につき、色の判断がしやすいもので1〜3ピースを当社宛てにご送付ください。
そのピースを見て、更に再現、生産可能できるかどうかを判断した上で、概算でのお見積りをさせていただきます。


・ピースサンプルの提出
2〜4週間後、ピースサンプル(見本焼き)を提出いたします。(長期休業期間を除く)
(特殊なものは除きますが、ΔEがAAA〜A級許容差以内、グロス値が経時劣化の具合にもよりますがきれいな状態のものでしたら±30%程度以内のもの)
ピースサンプルは大きさ等にもよりますが2〜5ピースづつ、1色につき1〜2種程度、と正式なお見積りを提出いたします。
※15シート〜575シート(約50u)までが同一価格となります。
※釉薬の難易度、型やサイズなどで価格が変動いたします。

15シート以上のご注文でしたらピースサンプル提出までは、無料(2色(計4点)まで)です。
※サンプル提出の段階で、
 当社の設定する許容色差内(アベレージがAA級ΔE1.6以内 *特殊な場合を除く)*1に入っているもので、
 再提出が必要な場合の再提出分とキャンセルの場合は釉薬1色につき、
 (1色のタイルでも、2度掛けや3度掛けの場合は釉薬は2色、3色になります)
 ¥5000〜¥20000程度の試作費用(調色代)がかかる場合がございますのでご了承ください。
 (データではなく主観の場合の再提出・キャンセル)
※ピースではなくシートでのサンプルが必要な場合は別料金と なります。
※無料でのサンプル提出は1現場につき2色(計4点)までとさせていただきます。
※あくまでレプリカのため、近い色や面状が出せない場合もございます。



・生産、納材
ピースサンプルとお見積りを確認・承認されましたら、正式発注と、お支払いを所定の口座にお振込をお願いします。
お振込み確認後、生産に入らさせていただきます。
(手作業による提出サンプルと生産ラインでの商品の差を出来る限り小さくなるようにいたします。特殊なものは除きますが、承認ピースに対して
生産品アベレージがΔEがAAA〜AA級許容差以内、グロス値が±30%以内のものをお渡しできるよう努力いたします)

納期は正式発注から1か月〜2.5か月程度になります。(長期休業期間を除く)
※小ロット(10シート以下)のものは、2〜3週間程度で納材できます。(長期休業期間を除く)
※受注状況によっては遅れることもございます。また、ご相談くだされば1か月よりはやくできる場合もございます。
(特殊な面状のものですと、工場が限られてしまいますが、45角、45二丁の平面等の標準的な型でしたら、納期のはやい工場をお探しして、対応いたします)
※紙張り、接着役物等も対応いたします。


*1 許容色差レベルの詳細⇒こちら(PDFファイル・外部リンク)





実際に納材させていただいたタイルです。↓↓↓上が既存タイル、下が納材した荷口のタイルです。かなり、釉薬としては難易度が高いです。色・ツヤを合わせることが出来ても、質感、擬石が合わないケースのものです。何社かでサンプルをトライして合わすことができず、たらいまわしになった末に、当社に依頼が来ました。幸い、見た瞬間にどこが型を持っていて、どこの釉薬屋さんの釉薬かわかったので、そこに依頼してつくっていただきました。

ですから、これは当社でつくった釉薬ではありません。前に別件で、当社にこの釉薬を合わせる依頼があったときに、納得のいくものができなかったことを覚えていて難易度の高さはわかっていましたので、迷わず本家本元にお任せしました。
こういった判断ができるのも、釉薬屋の強みです。
ロット間の微妙なズレはありますので、100%ではないですが、レプリカのレベルは超えている出来栄えかと思います。(本家本元なので当たり前ですけど)



■リコートタイル
番外編ですが、当社は補修用タイルを復元するための金型がない場合や、少量で費用がかかりすぎるとき、納期がないなど、類似の既製品のタイルをリコートで対応できる場合がございます。



リコートのタイルで問題になるのは、耐久性や耐候性。タイルの釉薬と同じSiO2と無機系の顔料でつくれる場合や、表面はSiO2でも、加色の部分は有機系塗料(←紫外線に弱い)の場合や、有機系塗料でしかリコートできない場合もございます。どのようなリコートができ、耐久性や耐候性の説明をさせていただいてご了承いただいた上で、対応させていただいています。






■その他
 ・タイルの表面改質(ノンスリップ等)
 ・木材の表面改質(防腐・防水・耐熱等)
 ・コンクリートの表面改質(防水・防塵・耐摩耗等)
のご相談にも対応いたします。









タイルなどへの特殊な加工

蓄光やマイカメタリックや釉薬だけでも塗料だけでも出すことのできない表面をおつくりします。
抗菌・消臭等の触媒作用の付加もできます。












補修タイル、改修用タイルの調色例

当社ブログでも補修タイル等の事例をアップしてあります。



・このようにして、日々、色を合わせています
当社の「釉薬の色管理」の管理手法は、色、光沢等の評価や補正を数値化・電子データ化し、品質の安定化を最重要課題として製品供給を行っています。具体的には分光計、色差計、グロス計、そして職人の勘を駆使して、調色していきます。こちらでも触れています⇒管理人の独り言


<色>
擬石(つぶつぶ)の入ったものや、釉薬斑点の加飾がされているものや、既存タイルのサンプルがある程度の大きさのあるもの等は、計測点の径の広い分光計を使用して色差を測ります。プレーンなものや、既存タイルのサンプルが小さなかけらの場合は径の小さいハンドタイプの色差計を使用します。
下の画像の場合は、真ん中のタイルが既存タイル(ターゲットサンプル)でテストナンバーNO.32はΔLabがそれぞれL=+0.7(少し明るい)、a=+0.8・b=0.1(少し赤〜赤紫っぽい)ということがわかります。(←これでもかなり似ています)
NO.31はΔLabがそれぞれL=+0.1、a=-0.2、b=-0.1とターゲットサンプルと見分けがつかないほど似ているということがわかります。



<ツヤ>
グロス計を使用して、ツヤを計測します。下の画像はターゲットサンプルの数値が18でテストピースが22なので、テストピースの方が少しツヤがあることがわかります。補修の場合は既存タイルの釉面が、経時劣化で酸化してしまってツヤがなくなっていることが多いので、あくまで参考程度に考えますので、この場合は合格ラインと考えます。

見た目と、データを参考にし、上記程度のものができるまでテストをくりかえします。
経時劣化や原料・擬石の有無、施釉条件、窯の条件等、不確定なものがたくさんあり、すべての条件をすべて整え、100%を目指すと、1ピースあたりに、\1000?\10000?\100000?のコストがかかってくる??。(トライしてみたい気もしますが・・・)
コストをかけない中で、限られた条件の中で、効率よく、より100%に近いものをつくることが当社の技術です。





<人の目って曖昧??>
すぐ下の画像は水色のタイルを割って黄色とピンクの折り紙の上に置いて撮影したものです。
じ〜っと見ていると上下左右で違う色に見えませんか?でもこれはみんな同じタイルです。
更にその下の画像は錯覚を起こしやすいようにつくってみました。向かって左側の方が青く濃く見えます。これもやはり左右とも同じ水色です。
 


1・・そのまま撮影した画像
2・・片方に角度をつけて撮影(左右で微妙に違って見えます)
3・・片方の4辺を少し汚して撮影(左右で微妙に違って見えます)
4・・3に枠越しに撮影
すべて同じタイルです。


下の画像のグレーは左右とも同じ色ですが、向かって左の方がうすく見えます。


上記のものは、色だけのことです。色以外にも、ツヤ(反射)や釉面の微妙な結晶、タイルの形状等の状態も錯覚しやすい要因になります。
当社は目で見ただけの曖昧な主観に頼らず、さまざまなコア技術で数値化し総合的に、より本物に近いものをつくりだすことを心がけています。










(お問い合わせは)メールまたはファックス、または直接お電話で
■有限会社加藤化学工業所
■〒507−0901 岐阜県多治見市笠原町991−13
■連絡先:0572−43−3662
■ファックス:0572−43−3977
■メール:kato-kagaku$tulip.ocn.ne.jp ($を@に変えてください)







補修タイル、改修用タイルの調色例







補修タイルは新規のオーダータイルと違い、主観ではなく既存タイルという”答え”が存在します。色をあわせることにも技術が必要ですが、色を見るということにも技術や知識が必要です。
補修タイルを売っているほとんどのメーカーさんがサンプル無料の中、当社はあえて1現場2色までという制限を設けました。
その理由は、再度のサンプル依頼と詳細な指示がきても、初回を提出している時点でほとんど出来る限りのことをしてしまっているケースが多いからです。微妙なところの色を見る目は十人十色でデータではなく主観です。ある程度、データによる許容範囲を設けなければ決まっていきません。
例えばAとBの2点提出したサンプルの中で、プロの目と数値データで見て”Aの方がいい”と思っても、”Bの方が似ているのでBでお願いします”と言われてしまったり、実際にΔE=0.3で「色が違う」と言われてしまう事もあります。
当然、中間業者に根拠のある説明はできないため、ひたすら試作を無料でくりかえさなければならない。と、いったこともめずらしくありません。(←せめてこの主観の部分だけは有料とさせてください)
ずれてしまったサンプルを提出してしまったときというのは、テストピースの段階であっていても、提出するサンプルを作成するときに釉薬が多め、少なめにのってしまったり、窯の温度や雰囲気が微妙に変わってしまったり、擬石の大きさや色の合うものがなかったり、少ない量で試作釉薬をつくるため0.1gの計量のずれが大きく色を変えてしまった等の原因が考えられられます。どれも解決策がありますが、コストが大きくかかってしまいます。

このページでも触れています⇒管理人の独り言

実際、2回目のサンプルを提出しても、1回目の提出サンプルで承認されることが少なくありません。
素人目で気付くことは、プロの目で気付いていないわけがないのです。やむなくのそれか、荷口やコストなど考慮した上での敢えてのそれなのです。
商社やタイルメーカーに依頼しても、最終的には当社のような釉薬メーカーに依頼がまわってきます。
実際には100%同じものをつくることは出来ないケースが多い補修タイルにおいて、どこを活かして、どこを妥協するか?といったようなことも直接のご依頼なら、こちらとしても意向を理解しやすく、試作前にご提案もしやすくなります。
何より、中間業者の主観を挟まないほうが、より完成度の高いレプリカがつくれる・・・と考えたからです。





               「釉薬・塗料の色づくり承ります 加藤化学工業所」

                                                                
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